ホーム > 講座紹介一覧 > 生きる根本力「細胞正常力アップⅠ」

 生きる根本力「細胞正常力アップ I」

  •   高岡英夫による講座紹介  
  •   ご参加者の声  
  •   近日開催講座情報  

60兆の細胞が味方になってくれる新しい生き方を提案!!
私は60兆の私をどうして忘れてしまったのか?!

異常細胞が死滅するからこそ、生体を維持できる

 本講座では、詳細な揺動緩解運動「ゆる」や、細胞意識と主体意識を連関させながら細胞の生命力を高め細胞の状態を清明にする方法、そして正常細胞をますます正常化し、逆に正常細胞としての活躍が見込めない異常細胞に死滅してもらうという方法を、トレーニングしていきます。

 異常細胞に死んでもらうという発想は、一見すると残酷に見えるかもしれませんが、じつはここに生命体の本質があるのです。異常細胞に死んでもらうことで、生体は正常な機能を維持していくことができるという生命の根本法則があるのですが、それが皆さんよくご存知の新陳代謝という現象です。

 異常細胞は、様々な意味での異常性を持っており、老化した細胞もあれば、遺伝子が突然変異した細胞もあります。それらがそのまま新陳代謝されずにより長く存在するということは、生体の機能を下げ、さらには生体の維持存続にすら危機を及ぼすようになるのです。

 人の老化現象というのは、まさに前者の例ですし、今後日本人の二人に一人は疾患すると言われている癌は、後者の例なわけです。そう考えていただくと、正常な活動が期待できる細胞には元気になってもらい、大いに正常な活動をしてもらうことが非常に重要であると同時に、限界線をもうけてそれ以下の状態の細胞には死滅してもらうというトレーニングは、たいへん重要である以上に、生命の本質に則ったトレーニング方法であるということがご理解いただけると思います。

ページTOPへ↑

健康度や優秀さは、個々の細胞と細胞の結集・統合のされ方から生ずる機能の優劣によって決まる

 私たちの体は、60兆の細胞で構成されているといわれています。

 ところが、私たちは日常でその細胞たちのことを意識することは、まったくといっていいほどありません。その意識の無さは“一瞥だにしない”という無視の仕方に相当するほど強烈なものです。

 科学的にも直感的にも、私たちがこの世に存在し、ある水準の健康を保持し、それを土台、前提として様々な能力を身につけ発揮し、私的にも公的にも様々な領域にわたって活動・活躍ができるのは、この60兆の細胞があるがゆえであるのは、間違いのないことです。しかも、細胞の機能がすべて何らかの形で結集し、統合されることではじめて、私たちはこの世に存在できるのです。私たちが健康で生きるということまでをも含めた全ての人間の能力・機能が、その細胞の働きの結果であることは、考えるまでもないほど明らかなことでしょう。

 細胞の機能の統合されたものが自分たちの能力であるとすると、当然のことながら、細胞一つ一つの能力の良し悪し、さらにその細胞の持つ能力の結集、統合の仕方などの良し悪しによって、いま申し上げた深く、広い意味での私たちの能力全体が左右されることも明らかな事実のはずです。

 平たく言えば、自分たちの健康度や優秀さは、そのすべてではないにせよ、かなりの部分が個々の細胞機能の優劣、そして細胞機能の結集の仕方や統合のされ方から生ずる機能の優劣によって支配されているのです。それにもかかわらず、私たちはまったく細胞というものに対して、一瞥だにしないほどの強烈な無視の仕方を繰り返してきているのです。

 しかし、これには無理からぬ問題が2つあります。一つは、私たちの主体者としての意識、つまり主体意識とコミュニケーションを取れるだけの意識を細胞が持っているのかどうかという問題、そしてもう一つは、細胞とのコミュニケーション手段が存在するのかどうかという問題です。

 細胞に意識が存在し、主体意識とコミュニケーションができる程度の意識が存在する、そしてそのためのコミュニケーションツールが存在するということは、厳密科学的にはまったく実証されていません。したがって、厳密科学的に実証されていないことは存在しないと考える立場の方は、残念ながら、この段階で興味関心の土俵から撤退していただくしかないでしょう。

 一方、厳密科学的にまったく実証されていないということは、そうした実証されてない現象の存在を100%否定できることを意味していません。つまり、真に科学的な認識のあり方というのは、厳密科学的に実証できたことの外側に実証できないが存在するとも存在しないとも言い切れない問題、現象が残ることを認めている立場なのです。

 本講座「細胞正常力アップ」は、後者の立場で細胞意識が存在しうる、細胞とのコミュニケーションツールが存在しうるということに対して、一つの仮定として肯定的に考え、行動する立場の人たちのために作られたものです。

 こう語ると難しく聞こえるかもしれませんが、講座全体は、トレーニングが主体ですから、非常に深い内容を楽しく、面白く、興味深く、笑いのあふれるような雰囲気を大事にしながら、学んでいただきます。

【講義のテーマ】
(1)人間にとって細胞とは何なのか?
(2)細胞の正常と異常とは?
(3)顕在意識/潜在意識/無意識の階層構造の中で細胞意識はどこに位置づけられるのか?
(4)身体意識と細胞意識の関係は何なのか?
(エピローグ)細胞と共存共栄する生き方をするにはどうしたら良いか?

【紹介される実技】
・細胞正常化体内環境法
・細胞コミュニケーション法
・細胞揺解運動法
・異常細胞死滅法、など。

ページTOPへ↑

より深く、新しい私の生のメッセージでトレーニングしていただきます!

 「細胞正常力アップI」には、細胞正常化体内環境法、細胞コミュニケーション法、細胞揺解運動法、異常細胞死滅法などのような、大小、魅力的なメソッドが用意されています。しかも、これらのメソッドはたいへん完成度の高いものです。

 これまでは講座中に、メソッドをリードするための私のメッセージを録音した音声CDを使って行うこともありましたが、この2年間で私が細胞コミュニケートについて、さらに深い段階に進化したこともあり、新たなリードメッセージとして組み立て直し、メッセージの深度を深める工夫に取り組んでいます。

 次回の2012年の春期集中講座には、充分な研究をもとに水の身体意識を利かせた新しいリードメッセージを当日、私の生の声でトレーニングしていただけるように準備していますので、楽しみにしていてください。

ページTOPへ↑

低濃度の放射能に対しての危機管理法の一つとなりうる

 人間というのは、細胞が集まって初めて成立している存在です。「細胞正常力アップ」の講座では、そのことを直視して、それらの細胞に意識が存在することを仮定として潜在意識下でコミュニケーションを深めるトレーニングを行うことによって、細胞の状態をより正常で力のあるものに変えていくことを図ります。そして、さらに正常で力強くなった細胞によって、今度は自分がまたそれらの細胞に支えられてより正常で力強い存在になっていく。このような相互作用により主体としての人と細胞の両方の“生きる根本力”を高めようとするのが、「細胞正常力アップ」のメソッドです。

 したがって、その中には当然、細胞内の最重要構造である「核」をより正常な方向に持っていくことを企図するトレーニング・メソッドも存在します。じつは人間の細胞の「核」というのは、常に様々なストレスによってさらされ続けています。そのストレスにはじつに様々な種類なものがありますが、主に化学物質や精神的なストレス、宇宙からあるいは核実験の結果として成層圏から降り注ぎ、環境の中にごく当たり前かつ日常的に存在する放射線などがそうです。

 「細胞正常力アップ」の方法というのは、そういった細胞の核を傷つけるような様々なストレスに対して、細胞の核をより正常に保つというトレーニング効果を期待して、作り上げられているメソッドでもあるのです。

 昨年の東日本大震災によって福島第一原子力発電所が事故を起こして、低濃度の放射能汚染が広がったことが問題になりましたが、このような状況の中で、この「細胞正常力アップ」のメソッドを日頃から知ってやりこんでいることは、当然のことながら、そういった事態に対しての危機管理法の一つとなりうると考えています。

ページTOPへ↑

生命の源となった“水”の圧倒的に優れた身体意識を導入、より深化した細胞正常力を引き出せ!!

  2011年は新たな試みとして、「水」の身体意識を講座の中でご紹介しました。この講座のベースになっている非常な重要な考え方は、水が生命の基盤であったということです。それは科学的な理由と同時に、いわゆる気の理論からいっても水が非常に重要な生命のベースであったという考え方です。

 水はH2Oという分子の集まりであればそれで良かったのかというと、実はそうではありません。昨年に公開したその水の身体意識をご覧いただくと分かるのですが、水というのは圧倒的な力を持っています。その水の身体意識の非常に優れたところが、水が化学的にも気の理論からいっても生命の基盤になったという本当の理由なのです。

 つまり、仮に身体意識が存在しないH2Oというものがあったとすると、生命の基盤にはならないのです。水が水としてこの世に、この宇宙に存在するときに、これは私が解析した結果初めて分かったことですが、水は見事な身体意識を持っていたということなのです。そのことをさらによくご理解いただけるように講義に工夫をこらしたいと思っています。決してやさしい話ではありませんが、その辺の工夫を楽しみにしていてください。

 水が生命のベースになっているという考え方でこの講座は成り立っていますから、当然のことながら、水の身体意識を活用したメソッドが多くなります。水の優れた身体意識をせっかく判明できたわけですし、私も参加者の皆さんもお互いに共有できる情報になったわけですから、水の身体意識を私が体現しながら、またその身体意識を非常に強い状態で創りだしながら、皆さんに私のリードメッセージを聴いていただきつつ、メソッドをトレーニングしていただこうと思っています。

 つまり、このような身体意識の導入の仕方というものが、新たな次元に立ったということです。より深い細胞の正常力を引き出す効果が期待できる講座になると思います。細胞を深く深く好きになること、受け合いです。(高岡英夫談)

ページTOPへ↑

讃岐うどんをすすりながらの「細胞正常力アップI」講座対談

高岡英夫×小竹志郎さん(整形外科医・ゆる体操正指導員・達人調整師)
2011年4月26日掲載

地図を俯瞰するように身体意識と細胞意識の位置付けを理解できた

高岡…ズズズルズル…、このうどんはどうかね。本場讃岐出身の小竹くんとしては?

小竹…なかなかいけますね…。なかなかというのはまさに讃岐出の人間としての「なかなか」ですから。

高岡…それはうれしいね。連れてきた甲斐があるというもんだね(笑)。ところで小竹くんは、「細胞正常力アップ」の講座を受けて人生が変わるほどの感動を受けたと聞きましたが。

小竹…本当に根底的に価値観が変わりました。簡単にいうと、世の中の構造がこうなってたんだ、というのがわかったような気がします。

高岡…つまり細胞と主体者である自分との関係を、社会構造の中における最小単位としての人と社会との関係で捉えた、例の考え方ですね。

小竹…そうです。そしてもう一つは顕在意識の層と潜在意識の層、無意識の層という、意識の3つの領域についてです。

高岡…なるほど。顕在意識・潜在意識・無意識という三層構造理論もそうなのですが、それらと身体意識の関係、それから細胞意識との関係、そこを理解できたことが大きかった、ということですね。

小竹…その通りですね。身体意識のトレーニングに10年以上打ち込んできて、一体どこの層に取り組んでやっているのか、自分のトレーニングしていることの位置付けというか、地図でいえば全体の地図を俯瞰しながら、この領域を攻めているんだというのが明確に分かったのです。

高岡…つまり主体者が持ちうる意識の世界において、身体意識と細胞意識のお互いの位置付けをきちんと理解されたということですね。実際この問題はたいへん大きいと私は考えています。それは身体意識に細胞意識が参加しているや否やという問題です。一般的には参加しているや否やというところまで問題意識がいくことのない人が多いのかもしれませんが、しかしこのことは細胞意識というものが存在し得ると考えた瞬間に、絶対に避けては通れない問題なんです。

小竹…細胞に意識があるという前提で突き詰めていくと、あのような世界が一気に広がって見えてきますね。今まではそこまで深く入り込んで精密に考え抜いた思想というものはなかったわけですが…。高岡先生の講座において、初めて地球儀を見せられたような感動を覚えました。

高岡…地球は球体で太陽の周りを回っているわけですが、いわゆるその太陽系の構造の外側には、さらに巨大な銀河系というものがあり、その中をいくつもの太陽系のような系が構成している、という構造を初めて理解したときに似ていますよね。

小竹…それに匹敵する領域の発見だろうと、私は感じています。今後何百年か、何千年かわからないのですが、あの時からこの領域が始まったという最初の一歩にいられた幸せというのは、本当に素晴らしいことだと思います。

高岡…一方、現実のトレーニングの変化についてはいかがですか?

小竹…トレーニングでいえば、やはり細胞の主体感がすごく変わりました。我々は整形外科医ですから様々な体の組織を細かい単位で見ていくのですが、以前は筋肉一種類であったり、骨一本であったり、そのレベルで止まっていたのですが、いまはもっと緻密に細胞一個一個が生きているという実感を持って付き合うべきなのだと思うようになりました。付き合えていなかった時に対しては「ごめんなさい」、みたいな感じですかね。

高岡…整形外科が扱う傷が修復するというのも細胞レベルの現象で、細胞一個一個の構造と機能の総体でしかないわけですから、その事実を事実通りにあらためて見られるようになったということですよね。

小竹…たとえば我々一人一人が一所懸命仕事をして国とか社会が成り立っているのと同じように、細胞一つ一つががんばってきわめて優秀な能力を発揮してくれているおかげで成り立っているという階層構造がポンと事実そのままに見えて、まさに仏教などで昔から言われてきたことそのものなのですが、この入れ子構造が身に染みて理解できてきたのです。

ページTOPへ↑

水を身体意識化することは、生命存在の根源の最大条件

高岡…私はトレーニング法としても実際に皆さんに指導させていただいているわけですが、水というクオリティ、身体意識のクオリティというものを、細胞意識にコミュニケートしていくことに使ったわけです。そのことは実感としていかがですか?

小竹…もともとの知識として、成人は体重の約60?70%、胎児は体重の約90%が水であるということは、医師ですから当然知っていましたが、講座を通して本当に水を実感として味わっていくのとでは、認識に天と地ほどの違いがありました。本当に水に染み入るには、水の世界になじんでいくということが必須であるという実感がありました。こんなにもわかっていなかったというか、食べたことのない料理をメニューだけ見ていたんだな今までは、ということが理解できました。

高岡…ですから水に着目する、水を身体意識化するということは、生命存在の根源の最大条件なのです。

小竹…根源の最大条件?

高岡…つまり根源も構造を持っているわけです。その最大条件は“水”。水を身体意識化するというのは、その最大条件を身体意識化することになるわけです。現代人は、その水の身体意識化が弱過ぎるんですね。一番水の身体意識化が強い存在は、もちろん水の中で暮らしている生物です。しかし江戸人を想定してみると、現代人なんかに比べると、信じられないくらい水を身体意識化できていたんですよ、彼らは。

小竹…圧倒的に水に近いですよね、江戸時代の絵を見ていても。

高岡…絵を見ればわかりますね。わからないという方は、残念ながら水の身体意識化が弱過ぎるのかもしれません。あまりにも弱過ぎると認識力すらコミットできないですから。このようなことは、ある程度共感するというか、身体意識の共通性を自分の中に少なくとも1%以上は持っていることで初めて見えてくるものですから。そのように考えていただけたらいいと思います。

小竹…この鍛錬を私なりに積ましていただいて、高いレベルのものであってもその高さというものがだいたいどれぐらいの水準なのかが見えるようになってきて、そのことが非常にうれしいのです。このあいだ北斎漫画を久しぶりに買って見てみました。ここはオフレコになる話かもしれませんが、武協の段位でいう六極(達人レベル)以上と推測される人物が、ゴロゴロいたので驚いたのです。

高岡…そうでしょう。あの漫画の中に登場する存在は皆そうだね(笑)。

小竹…目の前で五極(現在、武協の最高段位)の方に北斎漫画のキャラクターのマネをしてもらったのですが、負けているよねって、二人で言っていました(笑)。

高岡…負けていますよね、本当に(笑)。ですから、浮世絵のお姉さま方に、皆現代の達人たちは負けているわけです。そこのところが大きいですね。つまり彼らにはいま言ったような水の身体意識化というのが深く醸成されていて、じつはさらにもう一つ特徴的な身体意識化というものがあるのですが、しかしこれは今はまだ時代がそこまで追いついていないという意味で早過ぎるので話さないでおくとして(笑)、いつかお話しできる時代が来るのを楽しみにとっておきましょう。

ページTOPへ↑

細胞を峻別する力を、高めないといけない

高岡…それで昨今、福島原子力発電所から放射能が飛び散って、その放射能汚染が問題にされることが多いのですが、細胞正常力アップのトレーニングをされている身としてはいかがですか?

小竹…私たち医師は、人に放射線を浴びせても良いという唯一の資格免許を持っているんですね。日々、人に放射線を浴びせているんですよ。

高岡…超々小さな原発みたいなものですよね。

小竹…そうなんです。今回の事故によって、一所懸命社会的な問題としても、皆さんに対する説明としても責任と義務があるだろうと思い、スタッフに説明ができるようにいろんな工夫をしながら考えました。
我々は福島原発の事故を止めることができなできなかったうえに、他の原発も置いておかざるを得ない中で、社会人としてはどのようにアプローチをして生きていくべきかということがうまく見えてこないのです。一方で医師としてはその対社会的なアプローチを対細胞という方向に180度ひっくり返して「ごめん僕たちの社会はバカだからキミに迷惑かけるけど生き延びてね」と言って細胞に頼むということを、できうるなら是非なんとかしたい。「放射線を浴びちゃう細胞くんもいるかもしれないし、壊れる細胞くんもいるかもしれない。そのときに、ちゃんとアポトーシス(※)してね、正常な細胞くんは何としても耐えて生きてね」って。

※個体の組織の成長過程で、不要な細胞や有害な細胞が、細胞内部の遺伝子によって決められたプログラムに従って死ぬこと。

高岡…要点はそこですよね。アポトーシスと言ってくれたのでアポトーシスという言葉を使わせていただきますが、要するに「峻別化」。生き残らせるべき細胞と、死んでもらわなきゃいけない細胞というものを峻別する力を、高めないといけないんです、我々は。現代の我々は、それが低くなっているわけです。
小竹君は医者だからよくご存知だと思うのですが、放射能というのはごく当たり前のものなんですよ。この世を生きる以上放射能が当たり前なものなのだという事実は、すごく深々と認識し、納得していなければいけないことなんです。放射能を浴びないで私たちは存在しているわけではなくて、常に生まれる前からずっと放射能を浴び続けながら生きてきたわけです。放射能というのは、そのような意味で言ったらたいへん身近なものなのです。

小竹…本当に水や空気以上に50億年前から普通にあって、それにどう対応して進化してきたかっていうのがまさに生物の歴史なんですからね。

高岡…そういうことなんです。放射能によって核とかミトコンドリアなんかも傷つけられるわけですが、そういったものを修復する力を私たちは身に付けてきたのです。一方修復しきれないものについては峻別化し、死んでもらうことによって、ハッキリとそれを片付けていく能力も身に付けてきたわけです。そのようなミクロの能力を、当然トレーニングし得るものだというスタンスで私は考えていますし、そこまで達するものでなければ、本当のトレーニングとは言えないのです。
筋肉を少し太くしたりとか、最大酸素摂取量を少し大きくしたりとか、筋トレやエアロビクス的なトレーニングやジョギング、ウォーキングもそうですが、それらは別に悪いことではないのです。悪いことではないのですが、そういうものをもってしてトレーニングだというふうに認識してしまうと、そのトレーニングを少しやるだけで「私はトレーニングやってるんだ」というふうに自分で納得して、そこで終わってしまうわけです。この罪が重いのですよ。

ページTOPへ↑

トレーニングの奥深さ、広がりをどこまで想定内として作るのか

小竹…おっしゃる通りで、トレーニングをやっているという満足感って、非常に手強いですからね。

高岡…それが非常に怖いところなんですよ。「想定外」と「想定内」という言葉が最近問題になっているでしょう。やはり東日本大震災のような事態が起きたときに、トレーニングというものの奥深さ、どこまでの深さに届くことを想定しているトレーニングなのか、またその広がり、つまりどこまでを想定内として作られているトレーニングなのかということを、あらためて考えてみる必要があると思うのです。トレーニングをする人たちは、特にね。
それから社会全体も考えていかなければいけないし、国家も考えていかなければいけないのです。筋トレを唱道している国家はとんでもない思考力欠如ですよ。小学校の体育でも時間は早過ぎないと思うんですけれども、細胞正常力アップのトレーニングをきちんと学校教育の中でやっているとか、文部科学省や厚生労働省がちゃんと推進したり、センターや丹田のトレーニングをきちんと推進したりすれば、このような大災害が起きたって誰もビクともしないわけなんです。
だからといって、私が言ってるようにそれでも実体的に津波に襲われたときに全員が助かるわけではないし、放射能にある程度犯される人もいるでしょうし、全員が全く癌化しないわけではないのですが、それらのすべての災害、被害に対し想定内でいられる自分を普段から作っているということは決定的に重要です。

小竹…報道を見ていると、癌化する率が0.5%上がるというんです。ということは99.5%の人は乗り切れるわけですね。でも本当は、なぜ乗り切れるのか、乗り切れないのかという差を、考えるのが科学的な仕事だと思うんです。

高岡…そうなんですよ。それが分かっていたら、これはトレーニングし得るものだということになりますよね。マスコミの誰かが「これで放射能に効く体操とかってテレビでやったりするんですかね?」と揶揄するような言い方をしていましたが、それは普通に考える体操では全く無理ですし、普通の体操や筋トレ・ジョギングなどで対処し得ると考えるのはまったくおかしいことです。

小竹…そのことは体操ではなんともできないと思う人は、なんとかできるという発想が出ないからでしょうね。それは仕方がないかなとも思います。

高岡…まさに仕方がないのです。だからこそ普通の発想の体操ではダメなわけです。彼ら普通の人間が考える体操という概念を超えたものでないと。だけど私が今日到達したゆる体操というのはあくまで体操なのです。というよりも今までのどの体操よりも、はるかにラクチンなんですよ。ひざコゾコゾ体操なんて、あれより簡単な体操はまずないでしょう? だけど、ひざコゾコゾ体操にハマってずっとやり込んでいる人は、間違いなく放射能に対してもハマっている度合に応じて抵抗力が強いはずです。

ページTOPへ↑

東日本大震災はターニングポイントになる

小竹…さきほどのアポトーシスの話でいうと、不要な細胞や有害な細胞が増殖してしまう一番の原因は、やはりそれらが組織や集団となって立てこもってしまうということですね。立てこもって1ブロック占拠されてしまうと外から入れないからマズいわけで、逆にいえばその閉鎖空間村を潰すには、ゆるめてバラせばいいというのが一番の基本です。

高岡…じつは、それが「ゆる」という方法がメインとして想定内としている代謝であり、新陳代謝なのです。コストパフォーマンスの面でいったら、代謝を良くすることにひざコゾコゾ体操ほど効く体操はありえないですからね。でもあれはどう考えたって、体操を超えたような奥深い、○○流気功とか、ヨガのとんでもない奥深い方法とか、そういうものとはハッキリ違うでしょう? 「こんなの体操じゃないんじゃないの」って、バカにされるくらい簡単なわけです。でも、そういうものをキチンとそれだけの深さに到達するものとして解明して用意しているわけです。だからこういう体操を、文部科学省も厚生労働省も推進していかないといけなかったのです。

小竹…お役人に理解してもらえるかどうか、というのが難しいところです。でも幸いなことにどんどん時代は変わってきて、うちで指導させていただいている患者さんで「こんなことで本当に効くのか?」と以前は言っていたような人が、本当にこの1年2年の間にグッと少なくなってきました。最初はかなり頭の固そうなおじいさんだった人も、最近ではけっこうご機嫌になってやって来たりするようになってきましたから。

高岡…だから、そのような意味でこの東日本の大震災はターニングポイントになるでしょうね。それはハッキリと言えます。私の友人や知人から、今回の震災後、たくさんの連絡をもらいました。結局一言でまとめれば、皆、助けて欲しいということでした(笑)。その助けて欲しいという内容は様々ですが…。
だから、おしなべてやはり皆弱くなっているわけです。つまり広い意味で環境が激変したのです。その環境の激変に、生体が追いついていけていないのです。それが結局精神を蝕み、また一方でいえば精神が身体を蝕んで、皆体調や精神状態が悪くなっているのです。
私が開発したゆる体操やトレーニングに見向きもしなかった友達からも連絡があり、「自分はまだなんとか平気なんだけれども、女房がすっかりまいっちゃって。こういうときはどうしたらいいんだい?」と尋ねてきました。だからひざコゾコゾ体操というのがあるから、それやってみればと。処方はそれだけですよ(笑)。でもその友人が「俺にはもうちょっと高級なこと教えてくれないか?」と聞いてきたから、「お前の高級感とは何だ?」と聞き返したんですよ。コストとリターンの比率なのか、それともコストの高さなのか? 「両方だ」って(笑)。じゃ、まだ冗談がわかるんだな、では、ひざコゾコゾ体操とゆる筋トレ教えてやるから、今度、放射能に汚染された材料でつくったうまいもの食わせろと伝えました。もちろん冗談ですが(笑)。
それで、うまいご飯をごちそうになる代わりに、ひざコゾのコツとゆる筋トレの鍛え方を教えてやりました。腰をさわると仙骨の拘束が年齢なみにヒドイので、それに加えて、仙骨のゆるめ方とセンタートレーニングの簡単なものをいくつか教えました。奥さんといっしょにやるって言っていたのですが、一週間経ったら連絡をくれました。「信じられないよ、うちの女房がすっかり元気になった」って(笑)。あれだけで人間ってあんなに変わっちゃうのか、といって笑ってましたね。

小竹…笑い事ではないんですが、笑うしかないほどたまげたんでしょうね。

高岡…そうなんだろうね。

小竹…それにしても、この英ちゃんスペシャルはうまいなあっ!うまいうえに充実していますよね…、トッピングの合わせが(笑)。

高岡…これのおかげでMAXデイの土曜、日曜をとっても楽しく乗り切れているわけだからね(大笑)。

ページTOPへ↑


 生命の本質に触れられるかのような素晴らしさがあります。私の場合、知的興味という点でいうと、例えば、昔の人が初めて地球儀を見せられた時はこんなだったかもしれない、というほどの衝撃を受けました。実践的にも我々のようなハードな労働環境で身も心も磨り減りがちな者でも、これで生き永らえるかもという希望の持てるものでした。ぜひ継続的な開催によってより深い世界の探求を続けさせて頂きたいと思います。
(小竹志郎さん/40代男性/整形外科医・ゆる体操正指導員)

 身体意識と細胞意識について、教えてくださったこと、全てが初めての驚きとともに納得へとつながっていきました。高岡先生のリードのおかげで、未熟な私にもしみじみと、染みわたる、ということを初めて実感することができました。
(30代女性)

 どのメソッドも非常にきめ細やかで、きもちよく、しみわたるものばかりでした。今までに体験したことのない感覚につつまれ、身体が奥深くから躍動しているようでした。メソッド前後で身体の状態はガラッと変化するのに、それが言葉にならない不思議な感じで、これが細胞由来のメッセージなのだろうかと感動の瞬間でした。
(木全博宣さん/20代男性/ゆる体操準指導員・水泳)

 2人に1人がガンになると言われている時代に、高岡先生は素晴らしい希望の講座を開講して下さいました。生命力の根冠に働きかける内容の定番講座として定着し、発展していくことを願っています。まず、細胞というものの理解、それから展開する内容に驚きに満ちたおもしろさの連続に触れてこそ開かれる人生の次の扉!という感想です。
(R.Tさん/50代女性)

 ゴールデンウィークに大阪で開催された時、是非東京でもやって欲しいと思っていました。大変素晴らしい講座でした。身体の本質を突きつめて行くと細胞にたどりつく、そこまでゆるめる必要がある事、またゆるめる方法が存在する事を発見された高岡先生の講座は本当に奥が深いですね。
(藤井麻美さん/40代女性/バレエ教師・ゆる体操正指導員)

ページTOPへ↑

 細胞くんにお願いしながらトレーニングするようになりました。身体意識の形成には、なくてはならない細胞くん。細胞君と仲良くなれるよう、また受講したいと思います。
(遠藤八重子さん/50代女性/ゆる体操正指導員・バドミントン)

 細胞くんたちとのコミュニケーション能力が高まったらどんな世界が広がるのか、とても楽しみになりました。自分を形成してくれている細胞くんたちの声がしっかり聞こえるように身体意識を高め、ゆるんだ快適なからだづくりをしていきたいです。貴重なお教えありがとうございました。
(中尾紀代美さん/50代女性/会社員)

 何回も参加したいと思いました。講座中は幸せな気分でした。私の細胞君達が幸せを感じて喜んでいるんだと思いました。次の日は朝もしっかり目が覚めて絶好調な日を過ごしています。本当に簡単な事で効果があり感謝しています。高岡先生のリードを思い出して自分自身を大切に思ってトレーニングをしてます。
(吉川みち子さん/40代女性/会社役員)

 細胞レベルの微細なものと、宇宙レベルの広大なものとを対比しながら、シンクロさせながら、自分の体へと働きかけてゆくおもしろさ。昔「ミクロの決死圏」という映画をワクワクしながら観たことを思い出しましたが、あれよりももっとデリケートで、気持ちよくしみ通ってゆく心地良さを味わいました。
(柏崎由紀子さん/50代女性/ゆる体操正指導員)

 理論のお話が多かったのですが、考えもつかないことを知り、すごく納得すると同時に、少しの実践の後、デトックス?のように講座を受けた後、顔にブツブツがたくさんできました。翌朝はスッキリとし、ブツブツもひいて、もとから肌トラブルはあまりない方だったんですが、よりツヤが出て、人に誉められることが増えました。これは細胞正常力の講座のおかげだと思います。
(20代女性)

 60兆の細胞と生きていくうえでどう意識して付き合っていったら良いかを高岡先生がていねいに教えて下さいました。前回受講していたのですが、全く新しい講座を受けたように内容が新しくなっていて工夫がなされています。一度受けた方も是非また受けてみて下さい。
(50代女性)


ページTOPへ↑

8月4日(土) 13:30~17:00
[大阪・味覚糖UHA館]
2012年版New細胞正常力アップ I
講師:高岡英夫
〈複数回参加割引条件〉2009年1月以降に細胞正常力アップ I」、または「細胞正常力アップ」を高岡英夫直接指導・休日料金でご受講済み。

◆◆ 夏期集中講座申込用紙のダウンロードADOBE PDFファイル ◆◆


※お申し込み・お問い合わせは、コールセンターへお願いします。
電話:03-3817-0390 (電話受付:10時~18時 日曜・木曜定休)
ファクス:03-3817-7724 

関連ページ:
>>2012年夏期集中講座の詳細へ