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W杯で世界の頂点に立つために!!

Jパラダイムを克服するための4つの必須キーワード[第4回]

語り手 高岡英夫 / 聞き手 松井浩

松井 前回のお話では、世界の高いレベルで通用する選手になるには、トップ選手に共通する「TOPパラダイム」の体の使い方ができることが絶対条件ということでした。

高岡 実際、長友佑都や香川真司といった選手は、相撲文化の影響を強く受けた「Jパラダイム(低重心+低スピード)×足腰×頑張る」ではなく、「TOPパラダイム(高重心+高スピード)×軸×ゆるみ」に近づく体の使い方をしています。彼らのように国際的な選手になりたいという夢を抱く人は、今すぐにこの「TOPパラダイム」を身につけるトレーニングを始めてほしいですね。

松井 それから、日々サッカーの練習を頑張っているんだけど、思うように上達しないとか、ライバルになかなか追いつけないという選手も今すぐに取り組むといいですね。

高岡 もちろんです。チームでの通常練習に加えて、個人的にも、グループででも熱心に取り組めば、体の使い方が変わってきます。そうすると一つ一つのプレーの質がどんどん上がってきますよ。さらに戦術眼やメンタルまで変わってきますからね。

松井 「TOPパラダイム」を身につけるためのトレーニングは、『サッカーゆるトレーニング55』という本で紹介しています。今、自分のサッカー人生をいい方向に変えたいと思っている人にこそ、ぜひ取り組んでもらいたいです。ここでは「サッカーゆるトレーニング」のキーテーマである「脱力」「球軸」「もも裏」「インナーマッスル」について触れておきます。

高岡 「脱力」の大切さは、すでに多くの人が理解していると思いますが、では、日常的に脱力のためのトレーニングをしていますかと問われれば、どうでしょうか。本では全身の筋肉や腱をゆるめ、柔らかくするためのメソッドを紹介しています。サッカーはただでさえ疲労が蓄積し、筋肉が硬くなりやすい激しいスポーツです。日々その疲労を取り除いて、さらに、より積極的に全身の脱力を進めるためのトレーニングは欠かせません。

松井 トレーニングといっても、ソファに座って試合のビデオを見たり、音楽を聴きながらでもできます。気楽にできて、効果は抜群というメソッドですね。

高岡 「球軸」は、ボールと選手の関係性を最強にするための身体意識です。たとえば、世界のトップ選手ってお尻の下でボールをキープするじゃないですか。日本選手は自分の体から離れたところでボールをキープしようとするでしょう。世界のトップ選手のように強力なボールキープ力を持つには、この「球軸」を身につけることが必要なのです。

松井 「球軸」は、まだ世界のサッカー界でもほとんど知られていません。ゆるトレーニングに取り組む選手だけが世界に先駆けて実践できるトレーニングといえますね。

高岡 「球軸」を形成するには、IOBCを学ぶ必要があります。「もも裏」や「インナーマッスル」の開発は、徹底的にゆるんでTOPパラダイムを身につけるために極めて重要な部位であり、筋肉なのです。それらの開発メソッドも紹介しています。

松井 次回は、このゆるトレーニングの実践例について伺いたいと思います。

球軸を鍛える方法が動画で学べる!!

球軸を鍛える方法11点を動画で紹介しています。『日本人が世界一になるためのサッカーゆるトレーニング55』を見ながら行うとさらに効果的です。サッカーゆるトレの正しいやり方をもっと詳しく知りたい方は無料セミナーがオススメ。

  • 9.センターチェック
  • 1対1の当たりや競り合いに強くなると同時にセンターを強化する。地芯を意識して立ち、全身に強い重量感を持つ。
  • 10.インサイドキック
  • センターで全身とボールをコントロールし、全身の重みが乗って威力があり、精度も高いキックを蹴る。
  • 11.インステップキック
  • センターで全身とボールをコントロールし、全身の重みが乗って威力があり、精度も高いキックを蹴る。

本を見て行えばさらに効果的!!

   日本人が世界一になるためのサッカーゆるトレーニング55/KADOKAWA/定価:本体1,700円+税
  • 『日本人が世界一になるためのサッカーゆるトレーニング55』
  • 出版社:KADOKAWA
  • 著者:高岡英夫・松井浩 共著
  • 定価:本体1,700円+税
  • *全国の書店・オンライン書店にてお買い求めください。[Amazon.co.jp(アマゾン)]

直接レッスンも受けられる!!

  • B. プロ向けコース
  • I. プライベートレッスン
  • II. シークレットレッスン
  • 運動総研教育事業部(佐澤・長谷川)まで。
  • 電話:03-3817-7725 (受付10~18時 日曜・木曜定休)

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