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高岡英夫 談話                               2020.9.15掲載

 高岡英夫は、美しいシルバーの地芯上空6千キロで通貫するセンターにゆるゆる~~っと身を任せ、皆さんの達人化のために最善の道を進みます。

 新型コロナウイルスの感染終息が見通せない中、現状と今後の方針について、どのように考え、どのような講座開催方針を立てているか、高岡英夫に語ってもらいました。

運動科学総合研究所 編       

 1 私達のような人と集団が日本を感染から守っている

 日本は、ロックダウン(都市封鎖)や大量のPCR検査などの強力な感染対策が行われなかったにもかかわらず、世界的に見て不思議なほど感染が軽微にとどまっています。

 実は、この不思議な出来事の根底にあるのは、日本人の深い伝統に根ざした人と社会における衛生意識の卓越さなんですね。そして更に、そうした衛生意識を組織の力としてパーフェクトに行動に移せる人々の集団が、日本国内にある一定数以上存在すること。これには当然に医療や学校がその候補に入りますが、このことが、次に続く基底的な理由になろうと、私は考えています。

 運動総研の講座や教室にご参加いただいている皆さん、それから講師や私を含めた運動総研のスタッフ、これらをまとめて運動総研に関係する人々の集団と呼ばせていただくとすると、この私たちのような集団も、そうした感染対策をパーフェクトに実行できる集団の一つに成り得る、ということです。

 どういうことか、というお話をしたいと思います。

 私達はこれまで、コロナ禍が来る前は、人々が密集して集い、本当に仲良く、お互いの体に接触したり、時には近距離で話し合ったりしながら、トレーニング効果を高めてきました。

 しかし、ひとたびコロナ感染が拡大傾向を見せ始めた今年の3月以降、一気に講座を貸出DVDによる振替授業に移行しました。社会を襲う感染症に対し、国の基底を担う集団の役割を私達が担えるかどうか、という観点に立って行動したんです。これを完璧に行うことができると、この国の感染状況の中で、感染を完全にゼロ化する集団が一つ、できることになります。そして実際に、私たちはその達成に向け努力してきたわけです。

2 "生"講座の再開は柔軟かつ合理的に

 私達がこの状況において、ではどうなったら"生"講座を再開できるのか、という条件について、その"原則"は、明確にした方が良いと考えています。しかもその原則は社会との関わりで考えるべきものであり、かつ分かりやすいことが必要です。

 この観点から、下記の二つとしました。

 一つはWHO(世界保健機構)が新型コロナウイルスのパンデミック宣言をし、それに基づき人類全体がこのウイルスに対する理解と対策を進めたわけですから、「WHOがパンデミックの終息宣言をすること」。原則に立ち返って考えると、このことがまず一つ必要です。

 もう一つは日本国内という規模の中で、その終息が明確な形でお互いに認め合えることが必要だろうと。それには「国内新規感染者数ゼロが1ヶ月以上続くこと」という条件が良いだろうと、考えたんです。

 この2つの条件が重なりあった時には、つまり絶対に私達からは感染者を出さない、完全ゼロ化するということを達成目標とした集団として、生講座を行って良いという判断ができると、考えたわけです。そのためにこの2つの条件を置いたんです。

 そしてこの原則をきちっと立てた上で、現実としては、たとえば開放されていて理想的に風通しがいい広い施設が見つかり、通常の人数全員が参加しても"三密"を充分過ぎるほどに回避できて、さらにマスク着用方法などの対策にも充分配慮することで、感染を完全ゼロ化し得ると判断できる場合があれば、柔軟かつ合理的に生講座や生教室を開催しても良いのでは、と考えています。

3 皆さんの最効率の達人化のために、生と映像はおおよそ1対3が理想

 "生"と"映像"の比率についてお話しさせてください。現在、映像による振替授業を多数行っています。その内容、そして皆さんの受け止められ方、そして何より皆さんの上達進化ということを大切に、検討させていただいた結果、運動科学者として、この理論や方法の開発者、皆さんの指導者として、私は、将来的に生と映像の比率はおおよそ1:3が最適であろうと、判断するに至りました。

 1:3というのは非常にわかり易い例で言うと、MAXデイズのように1年に12ヶ月行う通年講座では、4ヶ月に1ヶ月のペースで"生の講座でやる月"があるということです。

 そうすると皆さんの状況を誤ることなく、きちんと私が認識していくことができますし、皆さんとのコミュニケーションも楽しく取ることができますし、そして何よりも前の3ヶ月の経験を踏まえて、次の3ヶ月の構想を組み立てる事ができますよね。そして3ヶ月が経ったときには、その経験を踏まえて、その先の3ヶ月のこと考えていくことができるので、映像が、増々ピカピカに輝くように育ち、皆さんにとっても、増々ピカピカに役立っていくことでしょう。

 また一方集中講座等では、年に3回のちょうど皆さんがよくお集まりになってきた、ゴールデンウィークと夏のお盆期間と、そして年末。この各時期に「スクーリング」という6種類の生の講座を計画していますので、皆さんにはMAXデイズにおける"4ヶ月に1回の生"に近い感じのペースで参加していただくと良いと思います。例えばセンターがテーマの「センター系」なら、センターについて実効地芯の最先端の測定法を伝授するなど、様々な角度から皆さんの状況に役立つ指導をし、そして私の生の声と姿で、仲間と一緒にトレーニング三昧に浸っていただき、一方で皆さんの感想もいただきながら、それ以降の映像授業に深く広く活かしていく。

 このようにして、生と映像をまさに連動させることにより、皆さんの持てる脳・身体資源と時間と経済を、最も脳疲労少なく(NFBディメンション)、達人化10年ミッションの成功に向けて、有効活用していくことができる、と私は考えています。

 

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