W杯で世界の頂点に立つために!!
メッシを超えるために必要なトレーニングとは?[第1回]
語り手 高岡英夫 / 聞き手 松井浩
松井 日本のサッカー選手や指導者、スタッフの皆さんは、日々、どんなことを目標にトレーニングに励んでおられるんでしょうね。
高岡 そりゃあ、「世界最高の選手になりたい」、「世界最高の選手を育てたい」が目標だと思いますよ。自分が攻撃的な選手なら、当然のことですがメッシを超えたい、守備的な選手ならメッシを完璧に抑えたい。全国津々浦々、サッカーに関わる全ての人がそういう高い意識で日々のトレーニングに励んでおられると信じています。
松井 そうでなければ、日本代表だってW杯でとても世界の頂点には立てないでしょうね。個人レベルでも、日々の努力の成果に雲泥の差が出るでしょう。
高岡 もちろん、大きな目標をもって努力し続けることは大切ですが、闇雲に努力したのでは成果も限られます。日々のトレーニングの中身が極めて重要になってきます。
松井 では、世界最高の選手をめざすには、どういうトレーニングが必要なのでしょうか。
高岡 まず、世界のトップ選手たちが、なぜあのようなパフォーマンスをできるのか、その理由を知ることですね。メッシは170cm72kgと小柄なのに、大柄なDFに囲まれても、とてもスピーディにすり抜けるように突破していきますよね。そんなことができるのは、全身の筋肉がトロトロに柔らかく、もも裏のハムストリングスがしっかり使えて、さらには、体の中心を天地に貫く強力な「センター(軸)」が通っているからなんです。
松井 だから、屈強なDFに囲まれても、「取られないぞ、倒されないぞ」と踏ん張ったりしないんですね。
高岡 そう、メッシクラスの選手になると、ここぞという場面でこそ、全身の無駄な力を抜くことができるんですよ。そして、センター(軸)の近くでボールをキープしながら、もも裏のハムストリングスを利かせる。そうするとDFの間を相手に絡みつかれながらすり抜けていけるのね。相手がスライディングタックルして来ても、メッシは、大腰筋で足から体重を抜く、武術の世界でいう「浮き身」を使って、ふっと浮き上がって抜けて行っちゃうこともありますよ。
松井 世界のサッカーファンは、そういう体の使い方にこそ魅了されるんですね。
高岡 でも、強調しておきたいのは、誰でも「サッカーゆるトレーニング」を正しいやり方で徹底してやり続ければ、世界最高の選手と同じ体の使い方ができるようになるということです。今は太腿の前側が筋肉痛になるという選手でも、メッシやCロナウドのように太腿の裏側が使えるようになります。そうなれば、ももの裏側が筋肉痛になるんですよ。
松井 日本のサッカー選手がメッシクラスの選手になるために、どんな体の使い方をめざせばよいのか。次回は、それをより詳しく聞いてみたいと思います。
TOPパラダイムを実現するゆるトレ①膝コゾ
効能:下半身の疲労回復に抜群に役立つ。脱力して行うのがうまくなると大腰筋+腸骨筋が使えるようになり、走力・フットワーク・ボールタッチの全てに効果が現れる。
あお向けになり、両ひざを立てる。左ひざに右脚のふくらはぎをのせ、力を抜く。ふくらはぎの痛気持ちいい場所をさがしつつ、「コゾコゾ」と口に出しながら、ふくらはぎがときほぐれるように前後にユッタリと動かす。左右の脚を入れ替えて同様に行う。
※上の脚を力で下に押し付けるのではなく、脚の力を抜いて行うこと。脚自体の重さに任せて行えば行うほど、もも前の力が抜け、大腰筋と腸骨筋の強化につながる。
本を見て行えばさらに効果的!!
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