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春期集中講座・受講生座談会(2023.4.18掲載)はこちら >>
速報! 「春期集中講座を受けてみて」~お客様の感想 (2023.4.19掲載) はこちら >>
*一覧表を最新のものに差し替え掲載いたしました(2023.3.23)
2023年春期集中講座 受付期間【オンライン開催】
2023年4月8日(土)0時00分~4月23日(日)23時59分まで
※上記期間外のお申し込みは一切できませんのでご注意ください。
・お申込、講座料お支払後すぐに視聴開始できます。
・受付期間中、いつお申込されてもお支払い完了日時から40日間視聴できます。
いよいよスタートした2023年最初の集中講座、春期集中講座。初開催の画期的な講座も多数あり、どのような講座なのか、超新鮮な"生の声"をお届けしましょう!
今回は眼精疲労解消法I初級、地球ゆるI初級、高度溶粘歩動法I中級、トップセンターIII上級の4講座をさっそく受講された3人の受講生の方にお集まりいただき、高岡英夫を囲んで座談会をいたしました。驚きの模様を、どうぞ!!!
*2023.4.19 AM11:00 誤字および語句の重複がありましたので修正いたしました。
*2023.4.19 12:20 「地球ゆるI初級」パートの文章を一部修正いたしました。
座談会にご参加いただいた受講生の皆さん
須賀円さん
飲食業
腰痛や生理痛の改善を目的にゆる体操に取り組み始め、すっかり鍛錬の楽しさにはまり、今ではゆるトレーニング歴16年に。
「夫婦ともども達人になることが目標。特に好きな講座はトップ・センターです」と語る。
須賀諭一郎さん
会社員(建設業 営業管理職)
ゆるトレーニング歴22年。野球を続ける中で感じた身体の限界を打破するために、講座受講を始める。
奥様の円さんもゆるトレーニング愛好者で、自宅でトレーニング談議に花が咲く日々。
将来の目標は「夫婦で達人になり、高岡先生の元でトレーニングし続けること」。
徳田進也さん
会社役員、ワインエキスパート、身体調整師
大学時代に部活動の先輩から高岡英夫の著書を紹介されたことがきっかけで講座受講をはじめ、ゆるトレーニング歴は25年に。
武術・人格・認識力すべてにおいて真の達人になることが目標、と語る。
五十音順
眼だけでなく脳の疲労も劇的に取れる衝撃の講座
「眼精疲労解消法I初級」
高岡英夫(以下「高岡」) 眼精疲労解消法は初開催なんですが、開催されると知った瞬間、どう思いましたか。
須賀円(まどか)さん(以下「円」) 「やったー」です!(笑)
須賀諭一郎さん(以下「諭一郎」) 僕は「うおー、来たー。」ですね。
徳田進也さん(以下「徳田」) 前々からやっていただきたかったんですが、「ついに来たか!」と、胸が躍りました。
高岡 実は私の友人や後輩などから、眼精疲労を取るのにどうしたらいいかと、相当な人数から聞かれてきたんですよ。私がこうした身体に関わる分野の専門家だと知っているので、みんな聞いてくるんですね。今まで聞かれた数はまあ、30人は下らないでしょうか。具体的な種目としては、聞かれるのはこの眼精疲労が一番多いですね。パソコン、スマホを見ることが多くなったからでしょう。以前は一番は腰痛だったですけどね。
この方法は健康法というよりも、医療行為そのものではありませんがそれに近いことですから、軽率に始めることはできなかったのですが、受講生の皆さんから「やって欲しい!」という声も多く聞こえてきますので、適切な手法を選ぶ等、研究・検討を重ね、このたび満を持して発表したということです。
さて、実際にやってみてどうでしたか。
諭一郎 衝撃でした。眼球そのものを捉えるという方法自体も、センターを天まで届かせて行うというやり方もです。そして、何十年も重なっていた眼の疲労が抜けていくところが、衝撃的でした。
徳田 眼精疲労がホンットにたまっていたんだな、ということを実感しました(笑)。眼をダイレクトに把捉する方法は全く初めてだったので、こんなに疲労がたまっているということと、それがキレイサッパリ取れるということ、そしてものすごく視野が広くなり、解像度も上がりました。さらに!右側だけやった後、しばらくすると、眼だけでなく右半身全体がゆるんで、脊側からダラッと脱力して垂れ下がるような感じがしたんです。
その時思い出したのが宮本武蔵の「観の目」でした。高岡先生の理論では「疲労を取るということと、その人の最高の能力の発揮状態であるピークパフォーマンスを実現することは、一直線につながっている」ですが、まさにそのまんまで、眼精疲労を取るということは直接、観の目につながっているんだな、ということを、自分の身体に起こった変化からも実感しました。すごい体験、衝撃でした。
高岡 みんな素晴らしく上手くいったようで、素晴らしいですね。
円 私も、片側だけやった時、やったのと同じ側の脳がパアっと明るくなって、センターが天に向かって伸びるのを感じました。
高岡 そう。眼精疲労は半分以上脳疲労ですから。で、両方やったらどうでした?
円 もう両側がパアっと明るく。今まで、天芯まで意識を届かせたくてもできなかったところが、パカッと。一気に突き抜けたようでした。
高岡 そう、それはいい体験ができましたね。眼精疲労がセンターの上方への形成を妨げているので、その障壁を根こそぎというか、土台ごとというべきか、キレイさっぱり取ることができるんですよ。
さて、この方法をやった後、数日してからの、仕事や生活での変化はあったら聞かせてください。
諭一郎 間違いないのは、集中力が何段階も上がってきた、ということです。
営業職なので、お客様とお会いしてお話するのですが、その時のお客様を見る視線が全く変わりました。センターが通って視野全体がクッキリと見えると同時に相手の方をフワっと見ることができるので、笑顔になって余裕をもって分かり易く話を展開できるというところが、良くなりました。
高岡 それはいいですね。眼精疲労を取ることが、視覚神経、視覚野、高次視覚野、大脳前頭前野等々、脳の広領域に劇的に優れた効果をもたらすということを、実体験されたわけですね。
先ほど円さんの話で「脳がパアッと明るくなった」というくだりがありました。この「脳がパアッと明るくなった」というのが、間違いもなく、大脳前頭前野の働きが劇的に良くなったということなんです。
身体意識の理論でいえば、上丹田が今まで拘束されていて閉ざされていたのが、開いて、そして上に向かって上丹軸が通っていく。それにつられて第三軸も通っていく。そういう体験をされたということですね。
この、眼球そのものをキチッと手指で把捉して動かす、それも高度運動科学理論の大基本である、身体座標軸理論の水平軸、垂直軸で正確にコントロールするということが、とんでもない威力を発揮するんですよ。
根本の理である「地球ゆる」に出会い、気づいたら史上最高のゆるみに!
「地球ゆるI初級」
高岡 さて、地球ゆるですが、この講座名を春期の講座一覧表で見た時、どうでしたか?
諭一郎 「地球ゆる? 地球ゆる・地球ゆる・地球ゆる・・・・・・・??!」です(笑)
一同 そうそう、それです(笑)
徳田 何をやるのかなぁ?と。「地球」と「ゆる」という言葉がそのスケール感に結び付いていなかったからでしょうね。・・・・で受講したら、一発でその結びつきに全く真逆のように深ーく納得してしまいましたが(一同 笑い)。
諭一郎 いやっまったく・・・・地球の上で生きているのにも関わらず、地球を全然身近に感じていなかった証拠だと思います。この講座を受けた後は、まあったく変わりました。「はぁー、うんうん。あぁーー、あぁーー」(深く納得しつつ感動にひたっているような表情)となりました。全く変わりましたね。
一同 (大笑い)
高岡 いい感想ですねっ。
円 「地球ゆる???」と「?」が3つくらい。わざわざ彼(諭一郎さん)に「これ『地球ゆる』って書いてあるよね???」って聞いたくらいです。?が3つくらいついていて。
高岡 いやー、それを聞くとうれしいです(笑い)。地球に生まれ育った全員、つまりは人類全員に受講してほしい講座ですが、その実現にはとても長い時間が必要でしょうから、せめて今、時代の最先端をいく皆さんに「地球ゆる???」と受け止めていただけたことがうれしいんですよ。
で、受講されてみていかがでしたか?
円 それがもう、楽しくて・・・!子供のころ、走り回って遊んだ楽しさがよみがえりました。公転・自転のゆるをやっているときに、気持ちよくて、ずっとやっていたくなりました。実技の後に高岡先生が解説をはじめても、やめたくなくて回り続けてました(笑)。
高岡 (笑い)いきなり最初からはまったんだね。それは良かった。
諭一郎 私は最初の挨拶のところでいきなり感銘を受けてしまいました。地球は宇宙空間に浮いて動いているのに、自分は何でこんなに固まって縮こまって拘束しているんだろう、何をやっているんだろうって思って、解説だけでもう、ゆるみはじめました。
そしてもう一度「地球ゆるI初級」という講座名をつくづく見直して「これが初級、初級?」と。正直言って「初級」とは感じられませんでした。
高岡 決して難しくないのに、初級とは思えなかったということですね。
諭一郎 はい、その通りです。私は集中講座ではいつも複数の講座を受けるのですが、まずは上級、中級、と上の方から始めるんですが、今回はこれをベースにしようと、今回選んだ4講座の内、最初にこの地球ゆるをやりました。地球ゆる自体がメチャクチャ良かったんですが、さらにこの地球ゆるのゆるむ感覚が中級、上級講座を受ける時も、あまりにも良い影響があったもんですから。
高岡 その通りですよね。私たちはまさに地球の一部以外の何物でもないですから。地球ゆるが必然の理で誰にとっても最もベーシックなトレーニングになるんですよ。
おそらく「地球ゆる」という講座名を見て「???」となった時点で、おそらくうすうす「ものすごくベーシックなことなんだろうなぁ・・・」ということには、意識が至っていたんでしょうね。
徳田 私も子供のように楽しかった、というのが本当の実感です。子供のころやっていたああいう運動が地球の運動とつながっている、それが地球ゆるなんだ、というところにまず感動でした。
寝臥位センターにも、総合呼吸法のタイムにも通じるような、でもまたそれとも違う、非常に大きなスケール感のある身体意識が持てて、実に良かったです。この地球ゆるをしっかりやり込んでいくと、他のトレーニングも底上げされるなと。身体座標空間を常に意識していくとどのトレーニングも良くなるということがあると思いますが、それ以上に直感的、根底的なベーシックさを感じました。
高岡 身体座標空間は論理的ですよね。いっぽう、地球ゆるは、とてつもなく感覚的です。
実は僕が、地球ゆるを集中講座に仕立て上げる時に一番注意したのが「理論的にならないこと」だったんです。
徳田 そうなんですね。
高岡 そう、子供が楽しくて夢中になっていつまでもやり続けちゃうのって、理論のかけらもないですよね。かけらでも理論的になってしまうと、地球ゆるは成功しないんです。だから、そうでないように徹底的に工夫して講座を組み立てたわけです。
一同 あーっ(深くうなずきながら)。
高岡 ですから、この講座は論理を語り示しながらの実技、という仕立てになっていないんです。その徹底によって皆さん上手くいったようですね。まさに感想が出たように、自分も地球の一部であるはずなのに、縮こまって硬縮して、地球とは別物になってしまっているんですね。実技だけを重ねるが故にそのことに気づけるように、うまーく指導できたと思っています。時々ある解説っぽい部分は、大人である皆さんの理論脳をコチョコチョとくすぐって働かなくするためです。
理論的な意識になると、すぐ地球とは別物の固まった自分に戻ってしまうから。そこに徹底注力したんです。声かけ、講座の持っていき方の全てをね。全編を1ミリのスキもなく、完璧に論理構成しながら、同時に全地球の多様性をゆるゆるに駆け巡り実技実演しまくるには、私自身が1ミリグラムも残さず理論的意識を捨て切らないと、地球ゆるは自滅して終わってしまいますからね。
一同 そうですよねーーーッ(深く感心しながら)。
高岡 そんなわけで、この講座指導では私自身がおそらく講座史上最高に脳疲労をしました。
徳田 そ、それほどだったんですね・・・(絶句)。
高岡 そう、私が極限まで運動認知能力を使い切ってしまうほど、この指導を初演で完遂するのは過酷な仕事だったということです!(笑)
諭一郎 それを伺って、いくつも思い当たります。講座中の先生の「だよよ~~ん」の言葉が史上最高の「だよよ~~~ん」だったなと思いますし、海のゆるで「たゆとう」って聞こえたら本っ当に海の中に自分がいて、海の水と完全に一つになって「たゆたってる」自分がいるんですよ。
徳田 ナウシカ*や、アホウドリをテーマにした部分もあったりして、めくるめく、という感じで楽しくて、また深く感動して納得した講座でした。人間がこの地球ゆるをできたらすごいことになるなぁ、と。
*漫画・アニメ作品「風の谷のナウシカ」主人公
高岡 ナウシカがまだ最初に雑誌に掲載された時から、ナウシカを描かれた宮崎駿さんはなかなかの天才だな、と思っていたんです。ナウシカのキャラとか空気の描き方とか、この方は地球ゆるってるってね。まぁ、地球ゆるは本当に膨大な、人類には捉えきれないほどの運動なんですが、その一部について、良く捉えて作品にしてくださったと思っています。
諭一郎 そうですよねー(うなずく)。
高岡 この地球ゆるの講座を開催できたことは、私にとっても感動的でうれしいことだったんです。細胞正常力講座では細胞についてミクロに取り上げていますし、人の身体については、身体意識、身体能力開発、スーパーウォーク歩道、総合呼吸法、ゆる筋トレ等々と実に様々な観点で取り上げている。まさに「人ゆる」ですよね。そしてついに地球ゆるを皆さんにお届けできたということがね。
それから、映像講座であったということも大きい。ここまでの内容の講座は会場で行う生講座では、動きや集団増幅性上の安全管理とか、いくつもの理由で、難しさが伴いますからね。映像講座だからできた講座ですね、地球ゆるは。
一同 良かったー。
高岡 他の講座にも共通しますが、映像講座では、講座による違いはあるものの、従来の生講座の数倍から10倍を軽く超えるような情報が入っているんです。
一同 そうなんですね!!!
徳田 そういえば、思い出しました。地球ゆるが終わった後に地芯の捉え方が変わりました。地芯はごく小さな1点という意識が強かったんですが、3次元的に全方位的でしかも何かフワッというか、想像できないほど柔らかいというか。
高岡 それは良い経験をしましたね。そもそも捉え方自体が拘束的になりがちなんですよ。その認識の根幹が変わったということですから、素晴らしい。
徳田 ありがとうございます。
高岡 武蔵が五輪書でくどいほど語っているように、人はいくらゆるを知ってトレーニングしても拘束的になってしまうんだね。地芯をとらえようとして「真下、一点、深く」と意識していてもね。地球ゆるはそれを脱する機会にすることができるんだ。
徳田 そういうことだったんですね。
高岡 地芯のような、本質の中の本質たる構造というものは、ほとんどの人にとって夢想することすらできない、本当に笑っちゃうような、面白すぎる"存在"なんです。
どんな分野でも、まあ舞踊でも数学でもなんでも、本当に優れた人以外はまことに、それこそゆるんでいない人にとっては、全く想像もできないほどゆるんでゆるんで・・・・いった果てにあるんだ、地芯というのは。そういうものなんですよ、地球ゆるの核心である地芯とは。
誰もが通るべき最高のゆるめ方
「高度溶粘歩動法I中級」
高岡 さぁ、高度溶粘歩動法ですね。これは一転して、身体の部位にも、それを攻めていく方法についても概念がいっぱい出てきますし、全てが論理仕立てです。地球ゆるとは真逆ですね。どうでしたか。
円 身体を感じて、ゆる体操でときほぐし、また溶粘歩動に戻り、また中から感じながらゆるめほぐす・・・というこのサイクルが・・、なんというか、えーと・・・・・・とても好きです。
一同 (笑い)
高岡 そうでしょう。私の方としても、このような取り組みも、楽しくて面白くてしかたないんですよ。ですから私自身も指導しながら、乗りに乗ってやりまくりました。丁寧というかしつこかったでしょう(笑い)。他の人はどうですか。
諭一郎 股関節まわりですね。あれだけ丁寧に、やっていただくと、ゆるみにゆるみました。歩き等の具体的な運動に入ってしまうと、ゆるめることが置き去りになりがちなところ、そうならないように教えていただきました。自分の身体と脳を変える転機にまたなったと思います。
高岡 それは良かった。うれしい感想ですね。どうですか。
徳田 ネバネバをやって、モゾモゾを入れたり、トロトロを入れたりを、身体の各部位で行っていきます、というお話を冒頭で聞いた時に「えっ、高岡先生本当にやるんですかっ」とうれしかったです。そしてネバネバやトロトロ、というクオリティの変化が実に必然だな、と。
というのは自分自身の認識が甘かったことに気づかせていただいたんですが、けっこう本格的にネバットロにやっているつもりでも力んだままやっている自分がいるんですよ。
そこをクオリティの変化を駆使して、また徹底論理的に全身を部位ごとに詳細に攻めまくって、自分の各部位のゆるみ具合とゆるめ方を見直すことができました。
高岡 うん。いいですね。やっぱりこの取り組みは、上達進化の為には、どこかで必ずやらねばならないことなんですよ。身体をドンと据えて、身体の部位をあらゆる手立てでゆるめていく。もうやっちゃうぞ、というつもりになってやることなんですよ。
足ネバで、身体の各部分をゆるめるという観点は皆さんすでに持っているわけだよね。
そこへ、掛け算なんです。講座名の下のここ、見てください。「全身溶粘深化法×擦揺振伸回緩解法の深層統合法」となっているでしょう。擦る、揺する、振る、伸ばす、回す、緩める、解きほぐすということです。
諭一郎 この言葉、好きです。まさに「全部入り」ですよね。
一同 (笑い)
高岡 そう、ゆるむということを目指した時、このトレーニングはいつかはしなくちゃいけない、そして永続的に自分のものにしなきゃいけない、そういうものなのです。
そして、ゆる体操というものはこうした各種の方法を全て総合した体系なんだけど、この溶粘歩動法で実践的な意味で整理し直すことができる。
全身連動的で、身体に深く入っていくのに恵まれた運動なんです、この溶粘歩動=足ネバという運動は。実際に歩いてしまったら、あそこまで深めることはできない。走りではもっとできない。
一同 (深くうなずく)
高岡 そういう意味で、溶粘歩動法は自分の脳と身体を深めていくのには最善の方法です。人間の基本運動である歩きと非常に近い運動でもあるしね。
他に何かありますか。
諭一郎 ゆる体操というものを、自分ができないばかりに、何かこう、大したものでないと捉えてしまうという、そういう傾向がある、ということを、この講座を受けて、反省しつつ気づきました。
高岡 論理的に引っくり返したような、反省だね!(笑い)でもそれに正しく気づけたことはとても素晴らしかったではないですか。
他にどうですか。
徳田 転子のゆるめ方について、あれほど徹底して指導していただいたので、やった結果、転子周りの空間がこれほど広かったんだということに気づきました(両手を25cmくらい広げて)。
それはやっぱり、ゆる体操を徹底してはできていなかったことに尽きるなと、感じました。
高岡 その通りですよ(笑い)。僕はまぁ、良く話すんですけど、ゆる体操は皆さん、軽く見る傾向がある、とね。
まじめな話、だからこそ歴史上、この種の体操法・トレーニング法は生まれなかったんですよ。全身を詳細な部分に分け、部分部分に分けてゆるめる概念と方法を作り出しながら、そして実は圧倒的に凄まじく多様な全身連動もしているという体系。
ひとつ手スリだけとりあげても、実に様々な深さと奥行があるよね。体操法を通じて、より人間の、人類の、人と地球の、人と宇宙の真理に近づいていく、到達していく、深めていくものなんだよね。ゆる体操というものは。
この意味でいえば、ゆる体操というものは、作るしかない体操だったということなんです。
ゆる体操がこの後どうなるか、実に楽しみだね。人類は今後これ以上の体操を創り出すことはできない、本当に”真の威力”のある体操ですからね。
自分の限界を穿つ上達へ真垂直に突き進む
「トップセンターIII上級」
高岡 さあ、トップ・センターIII上級です。受けてみていかがでしたか。
円 正直にいうと、最後の最後でバテまして・・・・時計をみたらあと4分で・・・。
高岡 あと4分でどうしたの?力尽きちゃった?
円 いえ、最後までやり切りました。
一同 おおー(笑い)。
円 リアストレッチ緩重垂吊落通軸法で、今まで感じたことがないような、身体の垂れて脱力した感じが得られました。
今まで、感じたことが全くないようなベター、ズルーとした感じでした。特に上半身に強く感じました。
高岡 なるほどね、腰や股関節周りではなく、上半身に感じたとは素晴らしい。どんどん聞いていきましょう。(諭一郎さんに)どうでした?
諭一郎 やった結果、全ての玉がハッキリした。背骨がよく分かった。そして第3軸がハッキリわかったんです。この、玉~背骨~センターの三者関係がハッキリ捉えられたということです。初めての経験でした。
高岡 それも素晴らしい経験でしたね。(徳田さんに)どうでした?
徳田 潜在意識で意識すべきことと顕在意識で行うことについて、講座中に先生がお話しされていたのですが、私としてはこれはとても重要な教えだったと、感じています。
何でも顕在意識化してしまうと、決して深まっていかないという教えでした。
基盤トレーニングからリアストレッチ、軸タンブリングという王道の流れだったんですが、そのリアストレッチで、どうしても能動的にストレッチをかける、ということになりがちだったんですが、今回は、受講している時に、高岡先生のセンター運動のリードに任せていると勝手にストレッチがかかって伸びてくるんです。そしてセンターが抜けて行ききったらまたダラッとして、またさらに深く伸びて、というトルネード的なサイクルを感じて、「ああーっ、こういうことだったんだな」と、それが感じられました。
諭一郎 うんうん(私も、という感じでうなずく)。
徳田 そして立位に戻ると、まだ軸タンのスタート前なのに、下から圧巻ともいえるほどの軸が通ってきているんですね。そうか、そういうことなんだなと。先ほど王道と言いましたが、なぜこの一連の流れが王道なのか、ということ、その中身は分かっていなかった。そこに明快に気づきました。
そのあとの軸タンブリングは、本当に任せきることができて、非常に良い取り組みができました。実効地芯も、自分史上最も深いところまで行けたのではないかと思います。
高岡 何kmまで行けたと思う?遠慮なく言ってください。
徳田 100kmを超えられたと思います。はじめてだと思います。
高岡 先ほどの話を聞いているだけで、3ケタは行っていると判断できますからね。まあ、現在、このトレーニングに取り組んでいる皆さんの上達度合いを総体として捉えた時に、当然3ケタ半ばの人が出てきていい状況です。600kmとか。
さて、皆さん実感してくれたと思うけど、この緩重垂吊落通軸法、いいでしょう。本当に、センターが通るんです。この方法は。初歩的な段階の人がやってもそれなりに以上に通るし、それがだんだん実力をつけていって、また本当にやり込んだ人がやると、圧倒的、圧巻的見事に通るんです。
実際に緩重垂吊落通軸法は、6,000kmに到達することができる方法なんです。
体操の内村航平選手の最高時のパフォーマンス、凄まじいアクロバティックな身体運動だよね。あれが6,000kmに到達し得る運動。いっぽうこの地味極まる緩重垂吊落通軸法、これもこれだけでも6,000kmに行けるんです。そういう運動なんです。人間と地球との関係はそうなっているんです。
ところで、(円さんに)リアストが終わって、立ち上がって、味わったらどんな感じでしたか。
円 うーん。ちょっと思い出せないというか・・・。すみません。
高岡 これはただね、メソッドに打ち込むあまり、味わう余裕がなかったというだけのことね。この次やる時は、もっと、味わって楽しんでやれますよ。映像講座だから、当然2回目3回目とやっていくと、もう当然、、超おいしい料理を味わうようにできるはずですからね。
円 はい、次はおいしくいただきます(笑い)。
一同 (笑い)
高岡 今日は徹底してリアストだけやろうとか、そういう活用も当然できるしね。
映像講座がスタートして3年、その凄まじい効果とは。その実感を聞く
(編集部) 私から一つ質問をしてもいいですか。
高岡 どうぞ。
(編集部) 今回の集中講座だけに絞らずに、DVD時代を含め映像講座になって3年たちましたが、この3年を振り返って、その成果はどうですか。
高岡 私はね、この3年映像講座の指導をやって、とても上達しました。ハッキリ。
一同 おおー。
高岡 間違いなく、このコロナ禍を契機にはじめた映像講座で、かつて相当に優れた指導をしていた生講座を、圧倒的に上回る講座をお届けできるようになりました。
先ほどの徳田君の、実効地芯3ケタというのも、映像講座だからだと思うでしょう。
徳田 はい、その通りです。
高岡 映像の中の私がやっぱりいいんですよ。生講座の私も、悪くはないんですけどね(笑い)
一同 (大笑い)
高岡 生講座というのは、やっぱり、生身の人間ですから、一緒にいて楽しい、という言葉に代表されるような、生身の人間だからこそあるような、色々な価値、関係性というものがあるわけですよ。
その、生でそこにいるからこそ感じられる関係性というものは、純粋に上達するため、ということを目的にした場合、残念な言い方ですが、夾雑物にもなり得ます。
映像講座ではそれがないからね、本当に純粋に上達の為の関係性を築けるわけです。
いっぽう、「では高岡先生は、映像講座になったことで、"生"の時のあの受講生を愛しまくる熱烈な思いはなくなったんですか?」という疑問があるかもしれないけれど、それは全く逆。
実はね、映像講座になったことで、受講生の皆さんへのリバースは猛烈、激烈なほど強くなったんです。
先ほども言ったようにどの講座でも数倍から10倍を超える精度の高い、何度観ても観れば観るほど得るものが深まり、他の講座の多様な要素との関係が観えてくる、常に発見が豊かに広がり、深まる映像での実演指導を、あれだけの数創り上げお届けし続けるには、それだけの皆さんへの"思い"つまりリバースが必要不可欠なんですよ。
どの講座のどのメソッドをとっても、ひたすら上達につながるようにやっています。それを自分が体現しながら、より色々な興味関心、熟練度、分野、年齢、性別、立場の皆さんに届くように、合理的かつ温かにつながれるように、飽くことなくへこたれることなく、やり続けているんです。
だから、皆さんも私も上達してきました。
一同 (深く納得してうなずく)
円 私は、はっきりと上達のスピードが上がってきたように思います。映像だと、時間を戻せますよね、もう何度も聞ける、何度も見られる。高岡先生の大きな動きも、僅かな動きも、ああ、こうなっているんだと、何度も見られる、ということが私には本当によかったです。
高岡 そうですね、いろんな観点で観られる。ノートを取りながら観る。取らずに一心不乱に打ち込む。いろんな利用の仕方ができますよ、映像講座は。
消極的な言い方では、そういう利用の仕方に「堪えられる」映像にしているわけです。何回観てもらっても、そのたびに発見があるような、映像にね。
「ああ、ここでこうだったんだ」「そういうことか」とね。だからそういってもらえると私もうれしい。
諭一郎 高岡先生とお会いせず約3年間経ちましたが、映像講座と自分の身体と照らし合わせながら、より自分の身体へのアプローチ、トレーニングの仕方が工夫できるようになって、上達できるようになったと思います。
今回のトップ・センターIII上級でも、基盤トレーニングの段階から、これは良い軸タンをするための基盤トレなんだということを明確に意識しつつできたり、などです。
高岡 そういう意味で、皆さん間違いなく脳が優秀になっています。本物の達人街道を進んで行くということは、脳が優秀になることなんです。自分の身体を素材、場にしてね。
そして地球ゆるを経験した皆にはわかると思いますが、脳が優秀になるための素材、場である自分の身体が狭いものではなく、はるかに広がりのある、地球と深く壮大につながった存在だということも、実感として感じられているでしょう。
徳田 映像講座は何回も受けます。そうすると、2回目以後では、1回目では高岡先生は話しているのに自分に聞こえていなかったことや、聞いてはいたけどその重要性が分からなかったことに、2回目や3回目でやっと気づく、ということが再三あります。
1回目の時の自分のレベルが足りなくて、吸収しきれていなかったことに気づく、そういうことがいく度もあるんですよ。
この3年間映像講座になって、2回目、3回目と受けることで、本当に先生の言葉を「受け取れるようになった」ということがあります。
例えばウナ踵乗芯法で「踵を通してウナで美しいシルバーの地芯を突通」ですが、高岡先生の教えを受け止められていない、聞こえていてもやれていないことなどが多々あり、そうしたことが、繰り返し受講することで、できていないことが解消できていくので、そうしたところが上達に大変つながっているな、と思います。
高岡 本当にその通りで、私が基盤トレーニングで「踵を通してウナで美しいシルバーの地芯を突通」っていうよね。それを「さりげなく」やってしまうんだよね。そこはさりげなくしてはいけない所。今こそ意識を全開して集中してやるべきというところは集中してやる。
いっぽうさりげなくやった方が良い要素もある。そこはさりげなくやる必要がある。意識の総量というものがあり、それは質×量だから、やり過ぎたら脳疲労して終わってしまう。ですから、どこにどういう意識を向けるかというところも含めて、指導していますから、そのことを取り逃がさないでください。
今回のトップセンターIII上級のリアストレッチ緩重垂吊落通軸法でも、今こことここに意識を向けてやりなさい、行けー、と。そういう指導をしています。私がそういう指導をしているときに、それについてこれるようにすることが、本当に優秀になるということです。
3年前の皆とは、本当に顔つきも変わっています。高度能力学者の私の目で見て、本当に優秀な顔つきになってきています。
一同 (顔を見合わせてほほ笑む)
高岡 一方、申し上げたように、私自身も3年前と比べると圧倒的なほど優秀になっています。人類の歴史上、70代の人間でこれほどの上達進化に成功している例はないと思います。さあ、いよいよ最後になりますが、他にありますか。
徳田 軸タンブリングのテンポ、リズムについて、今回の講座を受けたことで、自然に「こういうことかな」と分かってきたような感じがありまして、大きな収穫だと思います。
高岡 良いですね。こういう事は、生では自然に分かってくるという事にはならないんですよ。やっぱりね、映像講座というものは何回も何回も観ることによって、自分の本質の領域にしみこんでくるわけです。そこを本当に活かしてほしいですね。
本日の座談会は、受講生全員のトレーニングへの励みとなり、映像講座をより良く、より豊かに活かす情報の宝庫ともなる、意義深く有益な時間となったと思います。受講生の皆さん、今後もますます楽しく、良いトレーニングを積み重ねていきましょう!!
そしてご多忙をおしてご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
一同 ありがとうございました!
(了)
■速報! 「春期集中講座を受けてみて」~お客様の感想 (2023.4.19掲載)
4月8日よりスタートした春期集中講座。さっそくにもお客様から感想をお寄せいただきましたので、ご紹介いたします。
脳疲労解消力アップIII初級
今までも脳疲労解消力メソッドをやってみて、自分でもおどろくような変化がたびたびありました。頭が重いような感じがきれいに消えましたし、脳疲労がとれると仕事やトレーニングへのモチベーションが常に高く維持できるのが、面白くそしてスゴいことだなと思っていました。
そんなわけで、脳疲労の「III」が発表されると聞いて一も二もなく(笑)申し込みました。
IIIでは、新たな方向から脳疲労を取っていくので、またも面白く取り組めました。机を使って伏臥で両手根骨に天地通貫の軸を通す方法、呼吸法で血液を還流させる方法、仰向けに寝転がって脳を洗う方法、どれも良かったです!
自分的には、3番目の方法が、実に深く浸れて、ラクちんで、これはやり続け上達したらどんなことになるのだろうと思いました。寝る前にはじめると、最後までやらないうちに寝入ってしまって気づいたら朝、ということもありましたが。
今回もまた、貴重な方法のご指導ありがとうございました。まだまだ映像を見る時間がありますので、何度も見ておぼえ上達を深めていこうと思っています。
(R.Kさん)
心田I初級
「じっくりと落ち着いた、ゆるんで精密な暖かさ」が身体に入ってきて、そのことにまず感動です。
私はスパーンとしたセンターのような、形のハッキリしたものが好きなので、今までセンター系の講座を中心に受けていました。しかし昨年あたりから歩道をはじめたこともあり、手をゆるめることが一面手法の大元になっていること、一面手法が良くなるとセンターがどんどん良くなることが実感として分かり、そしてゆるむようにゆるむようにして講座を受けるようになり、センターとゆるむことが、何か実に上手に合わさっていく感じを得て、「そうか、こういうことだったんだなぁ」と感じていたところでした。
そうした矢先に「心田は、トップアスリートは必ず持っているものだ」という解説を読んで、自然に申し込んでしまいました。
歩きもガラッと変わって、脇から乗れて浮いているような感じで、これが講座の中で先生が言われている"浮き身"というものなのでしょうか、実際自分史上最も快適に脱力して歩けているような気がします。歩道の猛獣腕振もこれで、何段階もうまくなれる手掛かり(脇掛かりでしょうか)が得られたようで、トレーニングの幅が広がるとともに、色々なトレーニングがつながってきた感じもします。何しろ易しいメソッドばかりなのに効果が確かですから、必ず続けてやっていきたいと思います!
(T.Aさん)
寝臥位センター錬成法IV上級
この数ヶ月、あまりに仕事が忙しく、膝コゾをしながら気付くと布団にも入らずに床で寝落ちしてしまっているような過酷な日々の中で、またたくさんの人や人間関係をまとめたりしている中での独特の疲れもあり、まさに疲れきっていた自分にはとても有り難く、また絶妙に寝落ちもせずに済む仕立てで、無事に講座をやり切ることができました。
新しいメソッドの仰臥天芯螺旋足伸通法は足が、足の周りを取り囲んでいた、無音で足を拘束する拘束空間があったものが溶けてなくなり、周りの空間が自分が寝ているところよりも深いところからロート状に溶け広がっていくような感じがありました。
上級的進化版メソッドである仰臥天正面天空真双法は、一面化というものと赤ちゃん性の高度な共存のきっと世界なのだと一夜明けて感じるのですが、昔、赤ちゃんの時にやっていた身体意識的に懐かしい運動な気がする、と、寝臥位センターをやっている中で初めて思い、これもどんどん面が大人化しているときになぜこうやってできないんだろう?と振り返ると思うほどに強化されながらも、面によって自分を拘束していた空間が切り開かれ割れて、中から自由で運動を豊かに許してくれる空間が広がっていく感覚がありました。
やり終わった後はただ、それ以上の感想もなく、終わったなと淡々と思い、立ち上がることもなく、朝起きたらパンが焼けているだろう、みたいな感じで、朝起きたらどんな風になったかわかるだろうと思い、そのまま寝てしまいました。
朝起きると、まず、昨日何したんだっけ?と思うほど身体の頚椎から腰椎まで上から下までの全ての背骨の椎骨と肋骨の左右上下のキワが全て炎症のような感じになっており、あれ?昨日私なんかしたっけな… この痛み、なんか覚えがあるな…と思いながら、立ち上がりました。鏡を見ると、ものすごく背が伸びていて、まぁいいか、伸びてはいるし。痛みが治るといいけど、と思いつつ、出かける準備をしていました。
駅まで10分ほど歩いているうちに、足の裏の骨のキワまで同じ痛みがあることに気が付きましたが、駅の改札を通る時にはほとんど全ての痛みがなくなり、痛かったところが未だかつてないほど緩んでいることに気がつき、もしやあれはこれまでずっと固まっていたものが急激に緩解して、落ちやすい汚れのように浮かび上がって消えていく緩解現象だったのかな。だとしたら潜在下であんなに炎症や痛みを身体の中、しかも背骨のキワと肋骨のキワという最も中心になるところにたくさん抱えて私はこれまで生きてきたんだな、と感慨深い気持ちになりました。
ただ、その時は実は何をやったのか覚えておらず、電車の中で今回の寝臥位センターの講座解説を読み返して、一面手法を使ったメソッドの存在を思い出し、立って壁角という物理的な角を活用して背骨の両側を切り開いていくメソッド以上の爆発的な効き方をしたんだ、そうか、この痛みは、壁角を毎日やり込みすぎて背骨が急激に開いて緩解するときの痛みと同じ痛みだ…と気が付き、え、そんなことある? 寝ながら、しかも物理的な刺激を全く使わずにやったのに、立って物理的実体を使いまくった以上の効果が出るなんて、私、天才になったのかな、と思うほどに、この新たな寝臥位センターのあまりの発想と効果に、愕然とまでしました。
驚愕の、そして"伝説の寝臥位センター"が誕生したのだなと思います。
(W.Sさん)
スーパーウォーク歩道II上級
スーパーウォーク歩道の上級講座、第2弾の公開を大きな期待をもって待っておりました。ズバリ中空軸法の「中空軸八方揺解法」は、すでに何年も前に発表されているダイナミック・センターにおける中空軸法の再利用かと思いきや、とんでもない別物といってよい、画期的すぎるほどの内容と効果でした。と思うと同時に、このトレーニングは、これまでの自分のセンターへの取り組みの真面目さ、精度、内容度が深く豊かに楽しく試され、知らされ、突き付けられる時間となりました。
「八方」という言葉の中に自分がこれほどの視覚的な約束事、つまりは"記号性"を住まわせていたのか。脊椎の内側を部分的に通りながら脊椎前端の際をスリ切るように通るセンター、第3軸の細径軸が、これほどに際立って活躍し通し、活躍し尽くし、活躍し切ることができるのは、先生が一切の僅かの妥協も許さず、この細径軸を完全な中心とする八方位に、これも一切の僅かの妥協も許さず、揺動緩解運動を完遂してくださったおかげです。
先生のリードの音声が、中心となる細径軸と八方位、その間合いと方向性、そこに立つ八枚の立面性、そこに載りつつ形成し返す揺動緩解の波動の方向性と間合いにおいて、全身、全構造、全過程で完璧なのです。「絶対に任せ切るぞ、絶対に任せ切るぞ、絶対に任せ切るぞ」と、今までも先生のリードに任せ切るべき時は徹底妥協なく任せ切るトレーニングを続けてきた私ですが、今回ばかりは何度も何度も置いていかれ振り落とされては這い上がり追いつきを繰り返しながら、信じられないほど深く楽しいのです。振り落とされ這い上がり追いつくことを繰り返すほどに、これは「何かが起きるぞ、あーっ新しい世界が生まれるぞ」と感じられてくるのです。
八方全方位の揺動緩解を終えてCPSで立ち、揺動を少し僅かにしただけで、違うのです。そして歩きました。1歩、2歩、3歩、ターン・・・・。自由なのです。初めて出会う"自由"です。
天地通貫、地球も通貫し、天も通貫し、宇宙が中空軸そのものなのです。その宇宙の真唯中に細径軸が悠然と屹立し"由流"しているのです。
元より先生が到達されている境位を100とすると、私などが到っている所は1にも満たない恐らくは0.1~0.2ほどのものに過ぎないでしょうが、それでもこの本質世界での上達進化が明晰な構造として提示され、方法が明確な再現性あるメカニズムとして用意されている現実の、何ともまさに"有難い"ことか。
高岡先生ありがとうございます。これからゆっくりとこの新たなトレーニング法をまた自分のものにしていき、日々の外歩きを宇宙大の快適さの中で進化させていきたいと思います。
(Y.Nさん)
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