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ゆるんでセンターが立っている人が苦境を救う
本当の自分に目覚め、本質を天才化せよ!
2010FIFAワールドカップの初戦で日本が勝てた理由(高岡英夫 談)

予想外のW杯初戦勝利は松井と本田の活躍があったから

1勝も出来ないんじゃないかと、さんざんに叩かれてきた岡田ジャパンですが、その前評判を覆してFIFAランキング世界19位“不屈のライオン”カメルーンに勝てたのは、攻撃陣ではズバリ松井選手と本田選手の活躍でした。軸が使えてゆるんでくれば、世界19位のチーム力に対して、あれほど見事なゴールをあげることが出来るということの典型的な実証です。

ここのところ、私を訪ねてくる新聞・雑誌の記者たちに「日本で期待できる選手は?」と聞かれる度に、必ずトップに挙げているのが松井選手と本田選手です。

まず松井選手についていうと、私が『サッカー世界一になりたい人だけが読む本』という本を書いていた2006年ドイツW杯当時に、次のW杯に向けて日本で最も期待できる選手としてトップに挙げたのが、松井選手です。当然のことながら、その時点で日本選手の中では最もゆるんでいて、センターの通りも優れていて、将来の伸びしろも期待できる選手だから選んだのです。そして松井選手の次に挙げる、本田選手のトップ・センターが今の日本代表の中で群を抜き、松井選手と比肩し得る程に発達しているのは、すでに身体や身体意識に精通しておられる読者の皆さんにはおわかりのことと思います。偉そうな態度のせいもありますが、何よりも姿や動きの印象がパキーンと“筋が通っている”ために一般の人々にはゆるんでいないように見えるかもしれませんが、それはかつてのマイケル・ジョーダンや、タイガー・ウッズ、サッカーでいえば、ジダンやロナウド、カカなどが決してゆるんでいるようには見えないことと、同じことなのです。センターが突出して発達すると、現実のプレーやプレー前後の行動の姿では、いわゆるユルユル、グニャグニャしたような動きの印象は、表面上かき消されてしまうのです。そこのところが身体観察では大事な観点となります。

さて、この二人の基本的な特徴をお話しした上で、皆さん興味深いでしょうから、この松井選手と本田選手の2人が、対カメルーン戦でどういうパフォーマンスをしたかという話を、これからしたいと思います。

ゴールシーンを再現してみると、松井選手がゴールライン寄りに走り込んで、ゴールライン沿いに右からセンタリングを仕掛ける勢いを持ちながら、突然、左に展開して行ったわけですね。その“間”が、さらに奥へスペースを空ける本田選手の動きに繋がっていったのです。そこへ突如、左の切り返しからの見事なピンポイントパスを松井選手は放ったのです。

本田選手の方はと言えば、ゆるんでトップ・センターが発達している選手の典型的な行動パターンとして、非常にポジショニングを大胆に自由自在に展開していました。決勝ゴールの直前も右サイドに思いっきりシフトして松井選手とコンタクトを取って、その後一気に中央から左ゴール前へと抜けるように走って行きましたね。

そこへドンピシャリ、松井選手の超精密ピンポイントパスです。あのパスを見ると本当に寸分違わず、1cmもミスなくパスが決まったわけですが、大抵の選手であればあの場面ではゴールライン沿いに体を寄せていったはずです。松井選手がなぜあそこで左に切り返して展開することが出来たのか?しかもその後見事に焦点のあった精度の高いパスを出せたのかというと、じつは、松井選手はトップ・センターがダイナミック・センター化し、さらに加えてサイド・センターが非常に発達していたからなのです。

2人はゆるんでセンター、リバースが頂点化した

松井選手はこの4年間で間違いなく、トップ・センターに加えてサイド・センターをさらに発達させるための時間を得たということです。あの右から左への大胆な切り返し、そしてその後、自分がぶれることなく目的とするキックができるというところに、ダイナミック化したトップ・センターと連動したサイド・センターの威力があるということを見ていただくといいと思います。

いずれにしても、あれだけの松井選手のボールキープ力、そして本田選手の奥のスペースを空けるべく移動と切り返し、なおかつそこへ本当に見事な1cmもブレていないというくらいのピンポイントなセンタリングが決まり、タイミングもアングルも完全に寸分違わず本田選手がゴールを決めたという、あの見事なパフォーマンスがなぜ可能になったのか? これは2人がゆるんでセンターが優れているということ、そしてさらにその上に、人間関係を決定付ける重要な身体意識の装置である「リバース」が2人の間で高まっていたからなのです。

松井選手と本田選手がピッチ上で、近づいたり離れたりのコンタクトを繰り返しつつ、パスをしたり受け取ったりする中でどんどんリバースが高まっていき、最後の決定ゴールの寸前に本田選手が右サイドにシフトして松井選手とコンタクトを取って、また別れていくというあの瞬間に、そのリバースの高度化は頂点に達したのです。

そういうことが起きた時に、人の能力というのは最大化するのです。つまりセンターがあってゆるんでいるからこそ、リバースがどんどんどんどん高度化してくる。それに付け加えて、さらに頂点まで高度化させるようなコンタクトを取ったことによって、トップ&ダイナミック&サイド・センター、そして心や体のゆるみについても、瞬時に全てが頂点化するのです。その結果、信じられないような、あのような練習でも絶対に不可能な見事な切り返しとピンポイントのセンタリング、そしてシュートという一連の流れのパフォーマンスが生まれてくるのです。

少なくとも1勝も出来ないのではないか、というふうに岡田ジャパンをバッシングしていた人々は、なんという心の浅いせっかちな人々なのだろうと思うと同時に、その浅い心の人々は、この2人に救われたのだと、私は思うのです。つまり批難し返されたのではなく、救われたわけです。そこが非常に大事だと思うのです。やはり、ゆるんでセンターの立っている人が苦境を救うのです。その典型的な実証だったということです。

自分と天才の本質が共通化する現象が起きてくる

さて私の執筆した3冊のサッカー本は、サッカーのトレーニング本としてはどれも最も売れているベストセラーに数えられています。そのような意味で、この私の考え方も今日の日本のサッカー界に、料理で言えば“塩”に当たるような物として、効き目を徐々に及ぼしています。しかし、その塩が効き目を及ぼしつつある途中・過程で、日本のサッカーが、やはり結果として1勝も出来なかったのであれば、3冊の書籍という形で“塩”をサッカー界に提供した者として、私はいくばくかの責任を感じなければならなかったところです。

さて5月に初めて公開した「サッカーゆるトレーニング」は、じつに科学的な計算を尽くした上での結果ですが、大変に素晴らしい講座になりました。狭いわずか40坪程度のスペースに、50人近いサッカー選手たちが入って、全員がボールを持ってトレーニングして、パスをし合ったり、ドリブルで抜く練習をしたり、挙句の果てはハーフボレーでゴールへシュートする(カツンと合わせ当てるところまでを行う)わけですが、そのトレーニング効果をまさに感動をもって、皆さんは体験していかれたわけです。

参加者の皆さんそれぞれが自分の心酔する選手たち、ジダンだったり、ロナウジーニョだったり、そういった人たちのパフォーマンスの中身とはこれだったんだ、あの秘密はこれだったんだ、というふうに自分の体とボールを通して体感し、理解することができたのです。

つまり、皆さんの長いサッカー人生の中でいえば、講座の4時間半などという時間はほんの一瞬なのですが、自分の本質部分がジダンやロナウジーニョなどの史上稀に見る天才の本質と共通化するという現象が起きてくるのです。それを皆さんが重ねていけば、人の持てる運動神経や意志力、体力、体格等に応じながらも、かの天才たちの本質を体現し、それに接近し、肉迫するようなパフォーマンスを得ることが出来る、ということを示しているのです。

感動をもって受け入れられた新講座群

また「ゆる筋トレ」が盛り上がっております。私も20代の当時、日本最強の筋トレ鍛錬者だったのですが、そのあまりにも体を硬縮させ、結局その体の硬縮と戦うアドレナリン過度の状態が継続するあまり、それが体を内側から蝕んで、今日的に言えば半ばうつ病といえる程の状態に陥った経験があります。

それほどまで筋トレには、私は悪い思い出を持っているわけですが、しかし一方で言えば、生涯の研究者、指導者、鍛錬者としての目標として、絶対にゆるゆるにゆるんでしまう筋トレというものを絶対に発明、発見してやろうと、底深い執念に似たようなものをそのときに培ったのですね。それが今日ようやく花を開き、皆さんにご紹介できるところまで来たのです。元々筋トレマニアの方にもそうでない方にも、本当に私と共にゆる筋トレの世界を楽しんでくださること、そしてその効果を体感し、理解していただくことは、私にとっても大きな人生の喜びです。

それから私が本年春、満を持して新たに公開した"生きる根本力"を高めるための「脳疲労解消力アップ」「細胞正常力アップ」講座です。「生きる根本力」は、私が永年にわたり、脳疲労解消と細胞正常化のメカニズムの学術的解明と効果的なメソッド開発の為に、身体意識・身体能力・極意・呼吸法・宇天気功・達人調整・ゆる体操等々の分野に劣らぬ情熱と精力を注いできた分野で、その研究の一端を皆さんにとって学びやすいよう編成し、講座としてご指導を始めたものです。

両講座ともご参加者の方からは絶大なご支持と絶賛の声、また日程などのご都合でご参加されなかった方からは開催を切望される多くの声をいただきましたので、この夏も開催することといたしました。

最も大事なことは、私がその講座の内容を今までにも増してさらに洗練することに誠心誠意努め、またその教授方法、伝達方法に工夫を凝らし、丁寧に、ご指導させていただくことですが、やはりご参加された皆さんがそれをいかに理解し、体感し、そして特に「脳疲労解消力アップ」について言えば、持って帰って、日々の仕事や生活の中でいかに活用していただけるかが、何よりも重要です。

そして「細胞正常力アップ」に関して言えば、やはり人生を変えていただく。細胞というものとの意識の交流を行い、その存在性というものを主体意識が真っ向から受け止めることが出来る経験によって、やはり人生に深い信頼をもたらすことができるようになるということが、大事なのだろうと思います。その辺は、ぜひぜひご参加者から感想をお寄せいただいていますので、じっくりとお読みいただくことが大切かと思います。

私たちは一人一人に、希望のある身体を与えられている

夏も皆さんの多くのご希望、ご期待に応えるべく、様々なテーマの講座をご用意させていただきました。じつは、皆さんのお声があるにも拘らず用意できなかった講座は、「インナーマッスル初級II リアスクワット徹底鍛錬法」を始め、「背骨の硬縮解消法初級」などいくつもあるんですけれども、私も大阪・東京の両地域開催をしながら、なおかつ15日のお盆期間を目一杯使って、もうこれ以上できない、不可能というところまで、頑張って講座日程を作らせていただきました。

どれも皆さんの期待の高い講座ばかりです。私もここのところ数年、講座をやればやるほど、講座を指導することが面白くなり、面白さが深まってきています。常に常に講座について新しい工夫と内容、トレーニング方法、また新しい理解や理論的背景の整備など、とにかくより皆さんにとって、面白く、ためになる、そしてなおかつ、いい意味でスリリングで感動的な講座にしたいと努力し続けております。

また、それが結局は皆さんの身体への深い理解、そして身体的存在である自分自身への希望を拡大させること、ただ一心にそのことを願って、日々さらなる研究に勤しんでおります。また講座を迎えるにあたっては、大いに精力を集中し、気合を入れて思いっきり皆さんに笑っていただき、脳に酸素をどんどん送り込んでいただけるように臨むつもりです。

天候不順な夏の季節を迎えるわけですけれども(地球温暖化が進むということは、圧倒的に天候が不順なことが当たり前のような状態になっていくわけですが)、どうぞどうぞそれに負けないだけの希望のある身体を、私たちは一人一人与えられているわけですから、大いに明るく活力を持って、この夏をまた乗り切って行こうではありませんか。

ーー了ーー

2010年夏期集中講座スケジュール
講座のお申し込み受付を開始しました!8月5日?15日 東京・大阪開催「夏期集中講座」の全スケジュール&講座概要を掲載しています。

講座のお申込みは運動総研コールセンターへ
電話 03-3817-0390(電話受付:10時~18時 日曜・木曜定休)
ファクス 03-3817-7724

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